QCサークル 2018年4月号(No.681)


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32QCサークルNO.681日立オートモティブシステムズ㈱厚木事業所●所在地:神奈川県厚木市飯山2469●構成人員:男性18名●メンバー年齢:平均41.8歳●結成:2004年10月●テーマ歴:52件●本テーマの会合回数:7回●1回の会合時間:30分(時間内)ドライブシャフトにおける基準点サーチ異常の撲滅変化点と層別調査により問題の所在を絞り込んだ事例体験事例1頻発停止による中断です。停止現象の中で,基準点サーチ異常が半分を占めています(図・1参照)。当社は自動車部品の総合システムメーカーです。厚木事業所では可変バルブ,ピストン,バランサーなどエンジンの主要部品を生産しており,私たちはバランサーユニットの加工・組立を担当し,「安全第一・品質最優先」を合言葉に活動しています。サークルの実力自己診断では,活性度7.8ポイント,手法の理解度5.8ポイントです。活動の都度レベルアップを目指しています。毎年,活動目標を掲げ全員でサークルモットーを決めて活動しています。上司方針とサークル方針を踏まえて職場の問題点を洗い出して評価した結果,基準点サーチ異常による出来高低下が選ばれました。この問題は新製品追加に対応すべく2016年9月に生産ラインの改造を行いましたが,時間当たりの出来高目標45台に対して改造後は平均42.2台と未達成の状態が続いています。そのうえ,2017年1月から生産数の増加が見込まれ出来高向上が最優先課題です。出来高低下の要因は,バランサーの本体ともいえるハウジングへの部品組付工程におけるこんな事例ですエンジンの振動による車内騒音を低減させる機能を持つバランサーという製品をエンジン下部に取り付け騒音を抑えています。新車種追加に伴う新たな工程追加に対応すべくライン改造をした結果,部品組付けの基準となるポイントがキャッチできないサーチ異常が起きるようになりました。そこで,作業時のワークと設備の動きを自分たちの目で確認し,トライアルを行いながら不具合を解決させる着実な行動のプロセスが参考になる事例です。●第5946回QCサークル大会(関東支部神奈川地区主催)からの推薦ハッスル・ハッスルサークル1.職場・サークル紹介2.テーマ選定とその背景図・1頻発停止発生回数173020406080100050100150200250300350基準点異常上昇異常異常判別異常搬送異常品種検出異常その他サーチOPナットプランナーOPナットプランナーアッパープラグロアーパレット頻発停止回数期間:16年12月1日~12月26日作成日:17年1月8日作成者:吉田一美N=350累積比率49.4%(回)(%)4月号_体験事例1_3.7-2.INDD3218/03/143:28


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