QCサークル 2022年2月号(No.727)


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特集私たちのQCサークル活動の自慢は「ここ!」QCサークルなどの小集団改善活動の仕組みや進め方については,『QCサークル活動運営の基本』(QCサークル本部)に示されている方法が,合理的で効率がよく汎用性のあるガイダンスとして,幅広い業界・業種で取り入れられています。仕事の特殊性や職場環境の違いがある場合には,この基本をアレンジして実態に適応した運用がなされています。また,コロナ禍で経験した社会的な要望や制約による,経営環境(市場・収益・顧客・情報など)や職場環境(仲間・仕事・時間など)の変化を,「ニューノーマル時代のQCサークル活動」ととらえて,新たなアプローチの仕方を工夫しているところもあります。こうした活動パターンにおいて注目すべきは,更なる成長・発展・活性化に向けた,「独特の活動の仕組みやしかけ」ではないでしょうか。それにサークルが魅力を感じ,よい意味での自慢(私たちだけが味わえる満足感や達成感など)となっているケースもたくさんあることでしょう。そこで今回は,“私たちのQCサークル活動の自慢は「ここ!」”と題して,特徴的な活動の仕組みやしかけ,そのメリットについてサークル目線で紹介します。【記事構成】既存資料を活用した「改善現場での部内発表会」(豊臣機工㈱)「他社の活動事例」から自分たちの弱みを補う(㈱キャタラー)交替勤務の弱みを「サブサークル活動」でクリア(愛知製鋼㈱)「交流会方式の報告・指導会」でスキルアップ(㈱デンソー高棚製作所)「活動推進キャンペーン」で日頃の活動を評価(フタバ産業㈱六ッ美工場)事例1事例2事例3事例4事例5事例6事例7事例8事例9事例10事例11「ヒヤリハット困り事抽出キャンペーン」で意識高揚(イビデン㈱中央工場)事例12「指導師」を目指したリーダーのモチベーションアップ(日本製鉄㈱名古屋製鉄所)「プライズカード制度」でQCサークル活動を刺激(㈱アーレスティ東海工場)他工場の発表会を「見て聴いて交流して」学ぶ(大豊工業㈱幸海工場)「後工程との交流会」で品質意識を向上(トヨタ車体㈱いなべ工場)テーマに応じた「柔軟なメンバー編成」(オンダ国際特許事務所)2022年2月号9読者のみなさんにも,きっと自慢する活動の仕方があるかと思います。そのうえで,事例からの横展開や気づき,学びどころとした点などを参考にしていただければ幸いです。(鈴井正巳)東海編集小委員会2月号特集メンバー委員長/八木雅弘委員/今枝いち子,遠藤克義,河島和美,沓名克敏,櫻木善仁,鈴井正巳,鈴木徹,鈴木則子,廣田衛社内大会で前回活動の「維持管理状況を報告」(ヨツハシ㈱)


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