QCサークル 2021年5月号(No.718)


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体験事例1・打音不具合の原因は主にW/Hの干渉で,その割合は77.3%である。このことから「試作車両での打音になる干渉の摘出が多い」を管理特性としました。学びどころ攻撃の目標(管理特性)をパレート図により,絞り込んでいます。これにより,活動のターゲットが明確になり,ブレのない活動につながっています。4.目標の設定現状の把握でわかった状況では予定通り試作車両の制作台数を減らしてしまうと,車両開発で打音による不具合が摘出できない恐れがあります。このことから目標値は,試作車両で摘出された干渉により発生する打音不具合件数(77.3%)をゼロにすることにしました(図・4参照)。誰が何をメンバー全員で試作車両での摘出77.3%をいつまでに18年11月末までにどうする根拠0%にする新たな評価方法の確立で未達成の課目標に貢献(%)77.3%作成者作成日n数:中園年:件:月0%現状試作車両不具合摘出目標達成後試作車両で摘出された不具合77.3%を管理特性に‼図・4目標の設定ワンポイントアドバイス目標値を達成するとコストや時間などで職場にどのくらい貢献できるか,具体的な数値があるとさらに活動の必要性が明確になります。具体的な数値が報告しづらい時は,コスト30%減など割合での表現でもよいでしょう。5.要因の解析,検証打音による不具合の多くが3Dデータ評価で摘出することができず,試作車両評価によって摘出できるのかその要因を特性要因図で整理,検討した結果,【人】起因が2件,【方法】で2件の要因が特定されました(図・5参照)。2021年5月号35(1)評価方法による摘出件数の違い6ヵ月間で異音に関する不具合が159件摘出されましたが,ほとんどが試作車両評価により摘出されたものでした(図・2参照)。14.8%(14件)3Dデータ摘出91.2%(145件)試作車両評価摘出作成者:中園作成日:年月年月〜件収集期間:月n数:図・2異音による不具合件数(2)不具合の現象別発生件数とその原因試作車両評価に発見された145件のうち115件は打音の不具合でした。また,その原因はW/Hとボディなどの干渉であることがわかりました(図・3参照)。件79.3%(115件)作成者:中園年作成日:n数:件月打音こすれ音剥離音ガタ音その他現象別:発生件数内訳件77.3%(89件)作成者:中園年作成日:月干渉その他コネクタ遊び嵌合部ガタ保護材不良原因別:発生件数内訳図・3不具合の状況(3)まとめ・異音不具合の多くは試作車両評価において摘出されている。・車体で摘出された異音不具合は,主に打音である。


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