QCサークル 2020年7月号(No.708)


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こんな事例です「コークスを踏み潰して粉化させてしまう」というホイルローダー積上げ・押込み作業の後工程の困りごとから,普段何げなくやってきた日常業務の悪さ加減に気づいた事例です。2.テーマ選定大塊コークスは出荷の際,粉化して大塊比率が低下するという問題が発生し,大塊比率向上が急務となっています。大塊比率が悪化している原因として,「ホイルローダータイヤによるコークス踏み潰し」があげられ,粉化させて大塊ロスを発生させていました(図・2参照)。出荷量大塊ロス指数出荷日(2017)10/1210/2210/3011/1011/2110/2010/2811/511/1411/23図・2大塊ロス指数推移X=0.4大塊指数ハマナスサークル新和産業㈱室蘭事業所●所在地:北海道室蘭市仲町12番地●構成人員:男性20名●メンバー年齢:平均42歳●結成:1971年4月●テーマ歴:155件目●本テーマの会合回数:20回●1回の会合時間:60分(時間内・外)1.職場&サークル紹介私たち現業課は,日本製鉄㈱室蘭製鉄所製銑部のファミリー企業として,各バースでの大型原燃料船の船内管理を行う船内荷役作業,輸送ラインの設備保全を行う鉱石ヤード作業,石炭ヤード積付け・払出しを行う石炭ヤード作業を職務としています。その中で,私たちサークルは船内荷役作業を担当し,15バースで大塊コークスの出荷作業を行っています(図・1参照)。石炭荷揚輸送・貯炭石炭を乾留(蒸焼き)配合破砕調温コークス工場COG精製コークス高い発熱量を持つ,多孔質の炭素質個体図・1大塊コークス34QCサークルNo.708●第6173回QCサークル大会(北海道支部主催)からの推薦日常の運搬作業による踏み潰しロスを改善した事例大塊コークス出荷作業時の大塊比率向上対策体験事例1


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