QCサークル 2019年8月号(No.697)


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連載講座m=0.5,x=3ですからP(X=3)r=-me=mxx!0.533・2・1e-0.5=0.0126となります。この時の平均値(期待値)はE(X)=0.5,分散はV(X)=0.5です。■期待値と分散離散型確率変数の場合,確率変数の期待値とは,確率変数のとりうる値にそれが起こる確率をかけた値の総和のことをいい,次式で示されます。(X)E=ni=1Σxi×Piさいころを投げて出る目を確率変数Xとする時の期待値を計算してください。さいころの出る目のとりうる値は,1から6です。また,その出る目のでる確率はそれぞれですから,期待値は次のようになります。61+6×61+5×61+4×61+3×61+2×61×Pi=1×ni=1Σxi(X)=E123456さいころの出る目図・1さいころの出る目の確率質問その①確率変数の分散についても説明してください。16確率=3.5期待値を計算することで,無限回試行した時,結果として得られる平均値を知ることができます。離散型確率変数の場合,分散は,「確率変数のとり得る値と期待値(平均値)の差の2乗」と「確率」との積を,すべて足し合わせたものです。54QCサークルNo.697


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