QCサークル 2019年5月号(No.694)


>> P.6

取り上げた新メンバーの困りごと—目次—ページNo.困りごとページNo.困りごと①QCサークル活動の目的・必要性・異議がわからない②コミュニケーションがうまく取れない③QCストーリーが何なのかわからない④会合で発言(意見や質問)ができない⑤テーマ案の出し方や決め方がわからない⑥対策をイメージした活動になってしまう101111121213⑫対策のアイデアが浮かばない⑬発表資料のまとめ方がわからない⑭スキルアップする方法がわからない⑮人前で話すのが苦手,うまく伝えられない⑯リーダーの役割や進め方がわからない⑰リーダー任せの活動になっている1717181819192020212122なぜ!⑦活動期間と目標達成のあり方がわからない13⑱全員参加の会合ができない⑧現状把握の仕方がわからない⑨JHS部門の困りごとや成果を数値化するのが難しい⑩データのとり方やまとめ方がわからない⑪Q7・N7の使い方がわからない—アンケート集約結果1414151516⑲QCサークル活動より生産が優先される⑳無関心な上司やベテランとの関わり方が難しい㉑モチベーションが維持できない㉒楽しい活動の仕方がわからない困りごとその①QCサークル活動の目的・必要性・意義がわからない(なぜ,何のために,何をするのか,やらされ感)【対応例】自分のため,職場のため,会社のための活動です!QCサークル活動を,会社の方針だから,といった受け身でとらえていては,やる気もやりがいも生まれません。まずは,活動の目的・必要性・意義を理解し,納得することから始めましょう。●企業の使命は,お客様に最高の品質を提供するため,つねに品質を改善することです。●改善とは,品質不良を防ぎ,品質レベルを向上し,品質を維持管理することです。●改善を怠れば,品質トラブルが頻発し,市場競争に敗れ,お客様が離れて,会社は生き残れません。働く場を失い家族が路頭に迷うことにもなりかねません。●その改善手段の一つが,QCサークル活動です。職場の仲間が一体となって,仕事や製品の品質を継続的に改善するもので,有効な経営ツールとして取り入れられています。●改善は,QC的な考え方(重点指向など)に基づいて,QC的な手順(PDCA)で,QC手法(パレート図など)を活用して論理的・科学的・効率的に進めます。●QCサークル活動による改善を通じて,自らの成長・職場の活性化・会社の発展に貢献,といった大きなメリットが得られるのです。(鈴井正巳)10QCサークルNo.694


<< | < | > | >>