QCサークル 2019年4月号(No.693)


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連載講座QC検定受検講座~3級から2級へ~連載講座「QC検定受検講座~3級から2級へ~」小委員会メンバー委員長:須加尾政一委員:遊馬一幸,井上研治,大津渉,鈴木秀男,中島健一第4回新QC七つ道具今月号は,新QC七つ道具についてです。新QC七つ道具は,親和図法,連関図法,系統図法,マトリックス図法,アローダイヤグラム法,PDPC法,マトリックス・データ解析法の七つで,主に言語データを用いて問題解決を行う手法の集まりです。まずは言語データについてのクイズです。言葉をデータとして用いるには,言葉を誰が読んでも同じ意味として理解できるように書き表す必要があります。それでは,言葉をデータとして取り扱うには,どのような点を注意したらよいでしょうか?言語データは私たちの使っている会話や文章から,必要な情報を主語+述語という文の形で取り出したもので,“一つの内容のみを表すもの”をいいます。たとえば,「ロボットが(主語)+組み立てる(述語)」のように書き表します。しかし,これだけでは内容が十分に伝わらない時は,「多関節の」や「部品を」などの言葉を主語や述語に補うことがあります。「多関節のロボットが(主語)+部品を組み立てる(述語)」質問その①言語データの使われ方を見ると,いろいろな種類があるようです。言語データの種類について教えてください。言語データには,事実データ,推測データ,発想データなどがあります。いろいろな場面で使われますが,特性要因図などで要因を探る時は事実,推測データなどが52QCサークルNo.693


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