QCサークル 2018年9月号(No.686)


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今回は,「似ているが違う用語の意味~使い分けの区別に気をつけよう~」と題し,特集記事に取り上げました。私たちの日常業務やQCサークル活動(小集団改善活動)の中で使われている用語には,「問題と課題,処理と処置,条件と要件」など,似ているけれどもしっかり区別すべきものがたくさんあります。しかし,残念ながら現実的には多くの職場で,同じ意味と理解し,勘違いして,使い分けに注意を払っていないケースをよく目にすることがあります。実は,何気なく使っている用語の生い立ちには,深い意味があり,それを正しく理解することで,現象のとらえ方や原因の追求方法,そして的を射た対策の打ち方など,正しい判断と行動に結びつけることができ,確実な効果や成果が得られます。しかし,日常業務やQCサークル活動を進めるうえで,実践職場では基本どおりにいかないことがたくさんあります。つまり,基本通りにいかないのが職場であり,そのような職場では知恵や工夫を凝らし,応用を効かすことも極めて重要なことです。今回の特集では,みなさんが日頃から疑問に思ったり,混乱したり,間違った使い方をしていると思われる似ている用語をいくつか取り上げ,用語の正しい意味と使い分けの区別について,事例を使って紹介します。今まで用語の違いに気づかなかったり,興味のなかった人たちにもわかりやすく,理解いただける工夫をしていますので,読者のみなさんの業務やQCサークル活動にお役に立てていただければ幸いです。(高木美作恵)近畿編集小委員会9月号特集メンバー委員長/猪原正守委員/荒木孝治,北川泰弘,北廣和雄,清水義治,高木美作恵,中尾英一郎,名倉三加代,花田貴志,山﨑崇,山来寧志特集似ているが違う用語の意味違う用語の意味~使い分けの区別に気をつけよう~2018年9月号9


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