QCサークル 2018年8月号(No.685)


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32QCサークルNO.685社会福祉法人郡山清和救護園救護施設郡山せいわ園●所在地:福島県郡山市舞木町字間明田104●構成人員:男性2名女性5名●メンバー年齢:平均25歳●結成:2016年4月●テーマ歴:1件目●本テーマの会合回数:30回●1回の会合時間:90分(時間外)バイバイ!食べこぼし~おいしくきれいに食べよう~ヒトの行動の結果を見える化して改善した事例体験事例1あらかじめ「食べこぼし」を定義することで,職員間での認識の差異をなくすことができました(図・2参照)。郡山せいわ園は,生活保護法に基づく救護施設です。利用者の方の平均年齢は68歳,モットーである「勇気・友情・希望・感謝」の4つの心を基に,地域交流,作業やクラブ活動を通じて,利用者のみなさんに生きがいのある生活を送っていただけるように,職員一同日々努力しています。私たちのサークルは,相談員7名で構成しており,今回は4ヵ月間活動しました。当園では食堂清掃を利用者の方が当番で行っています。清掃当番や職員から「食べこぼしでテーブルの汚れが気になる」,「いつも食後に衣類や口の周りが汚れている」などの話がよく聞かれるようになってきました。近年の重度高齢化に伴い,環境調整など,様々な面で迅速な対応が求められる中,今回は食事について着目して活動することにしました(図・1参照)。まず,看護師,栄養士を交え当施設での「食べこぼし」について定義することにしました。こんな事例です食堂の利用者や職員から聞かれる「食べこぼしによる汚れ」の声から,食事に着目して取り組んだ事例です。現状把握では紙エプロンによるシミの観察など,数値化するための工夫がうかがえます。多くの数値データを採取して整理し,現在の姿を具体的に示すことで,悪さ加減を明確にしている事例です。●第28回「福祉QC」全国発表大会からの推薦せいわガンバローズサークル1.職場・サークル紹介2.テーマの選定3.現状の把握図・1職員アンケートの結果作成日:2017年5月15日作成者:国分1332212051015誤嚥を防ぐため,嚥下機能を維持向上させるべきである食べこぼした物を踏むと危ない食器類の見直しが必要食事形態を見直す必要がある食べこぼしによって衣服や口周り,席の周辺が汚れていて不衛生その他現在の食事環境についてどう思いますか?(自由回答N=23)(名)8月号_体験事例1_7.13.INDD3218/07/1312:38


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