QCサークル 2018年5月号(No.682)


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運営・推進のページQCサークル活動(小集団改善活動)を楽しく継続させるための工夫・アイデアその5運営・推進のページ(上期)小委員会委員長/綾野克俊委員/小林孝,佐藤直人,志村嘉男,野上真裕楽しく・学べる環境づくりで活動の活性化なかなか活性化しない,学んでくれない,やらなきゃいけないけど活動が苦しいなど,悩んでいる推進者,サークルリーダーもいるのではないでしょうか?今回はそのような状況を打破している3つの事例を紹介します。キーワードとしては「サークルメンバーの声を聴く」ことです。やはり活動主体はサークルメンバーなので,活動していてどう感じているか,どんな支援がほしいか,どうしたら楽しく活動できるのかを聴いたり,一緒に考えたりすることで,メンバーが「学びやすい環境」,「活動しやすい環境」を整えていくことが改善活動を楽しく継続させるための第一歩です。きっとみなさんの会社でもすぐに取り入れられると思えるようなヒントが事例から見つかると思います。事例1QCサークル活動を楽しく継続させるための工夫・アイデアベテランの知恵と若手リーダーの笑顔で解決!㈱ダイナックスAVERAGE50サークル知ちじ地あいりさん眠っている改善資料の活用活性化のために,サークルメンバーや世話人の意見を取り入れながらQCサークル活動資料の満足度・認知度の大幅アップを達成しています。サークルメンバーが過去資料を活用・勉強しやすい環境を整えQCサークル活動のレベルアップをはかっている事例です。事例2「活動を楽しく行う」をテーマとして自サークルの活動を改善そもそも「楽しい活動」とは何だろう…?大和コンクリート工業㈱製造部中村哲尚さん「活動を楽しく行うためには」を問題解決型のQCストーリーに乗せ,サブテーマとしてリアルな改善活動を展開することで,メンバーそれぞれの意見を取り入れ,楽しいサークル活動へと変化させ,活動の「質」を向上させている事例です。事例3QCサークル地区活動を自社教育制度と連携,社内改善活動の活性化戸上グループと地区活動を活用してのQCサークル活動の活性化㈱戸上電機製作所品質保証部品質管理グループ相川哲朗さんグループ会社合同の改善事例大会の開催,QCサークル西部九州地区主催の「KAIZENセミナー」,「改善活動大会」へ新入社員と希望者を会社の年度教育計画・予算の中で毎年送り込むことで改善レベルの向上,活性化をした事例です。(野上真裕)2018年5月号27’18年5月号_運営推進_4.10.INDD2718/04/1313:56


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