QCサークル 2018年1月号(No.678)


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運営・推進のページQCサークル活動(小集団改善活動)を楽しく継続させるための工夫・アイデアその1運営・推進のページ(上期)小委員会委員長/綾野克俊委員/小林孝,佐藤直人,志村嘉男,野上真裕新年明けましておめでとうございます。昨年は,政治・社会的には,米国大統領の就任から始まり,北朝鮮のミサイル発射など,不安定な出来事がニュースとなりましたが,日本経済は,多くの企業が好決算を計上する中,株価も20年以上ぶりの最高値になるなど,マクロ的には好景気の様相を示しています。しかし,日本を代表する企業の不祥事や,品質問題が表面化するなど,改めて広い意味での品質経営の必要性を認識させられました。今年の運営・推進のページは,上期と下期に分けて,上期は「QCサークル活動(小集団改善活動)を楽しく継続させるための工夫・アイデア」として,お送りすることになりました。QCサークル全国各支部・地区から事例を推薦いただき,運営・推進に役立つような「QCサークル活動をはじめとする小集団活動」を楽しく継続するための工夫・アイデアをお伝えしていきます。今回は,次の3つの事例を取り上げて,お送りいたします。事例1サークルの工夫・アイデア「わたしたちは,日立をインスパイアする女優になります!」㈱日立製作所事業推進本部「女優部サークル」マーケティング・プロモーションは,数年前から「モノ」から「コト」へと状況が変わってきているとの認識から,動画プロモーションや社内ワークショップの実施など,様々な工夫による楽しい活動の内容を紹介します。事例2新任サークルリーダーの工夫・アイデア「サークルメンバーの参加意識を高め活動を楽しもう」㈱エクセディ「チーム村村サークル」新任サークルリーダーとして,社内のリーダー研修の内容を生かす形での会合活性化,活動成果報告書の添削,社内研修会の活用やサークル勉強会を通じて,全員参加の活動を楽しく進めている工夫の内容を紹介します。事例3推進事務局の工夫・アイデア「いろんな工夫でサービス業でもQCサークル活動」㈱TMJ業務設計・開発支援部改善推進室改善推進事務局が大事にしている「楽しくなる工夫とみんなでの共有・活用」の事例として,基本理念の追加や,いろいろな活動パターンの導入,ゆるキャラの制定,通し審査員による常連チーム以外の掘り起こしなど,徹底した共有と水平展開の促進の内容を紹介します。みなさんも,このような事例から学んで,QCサークル活動(小集団改善活動)を楽しく・継続するようにしていきませんか。(綾野克俊)2018年1月号25’18年1月号_運営推進_12.11決定.INDD2517/12/1111:55


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