QCサークル 2018年1月号(No.678)


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2018年1月号33体験事例1そこで私(森)はサークルの現状を分析。大黒柱を失ったメンバーは,チームワーク,専門技能が低くサークルレベルはCゾーン。会合を開くもなかなか全員が集まらずサークル活動に危機感を覚えました(図・2参照)。目指す姿として,役割を自覚しつながりを広げるサークルになるため,1年目は「いいねボード」からチームのつながる想いを結集。2年目はムダ歩行改善から他サークルとつながり,発想を強化。3年目は共有シートで他部署とつながり,良品情報を全社発信。こうして改善を積み重ね,仲間と信頼を築いてきた歩みを紹介します(図・3参照)。1年目は,想いを結集しようと,レク会を計画。参加率が悪く困っていると,料理が趣味の笹井から「お昼休みなら,みんな参加しやすいかも」とランチ会が実現し作戦成功!プライベートから,仕事の困りごとまで本音を話せ,互いを理解し合えました。ランチ会では,笹井が,以前メンバーから対策を頼まれた時,何もできず困惑していると「見てるだけでいいぞ」と,女性を気づかったベテランの言葉に「私じゃ無理。頼りないですよね?」と悩みを本音で話してくれました。対話を重ねることでチームの意識が変わり,「みんなの力になれる資格がほしい」と笹井が奮起しました。想いをつなぐため話し合うと,「ネットみたいに皆が観られる掲示板なんてどう?」,「いいね~!」と,自分を知ってもらうため,自己紹介を兼ね,困りごとから目標を立て,チームで達成する喜びを共感し合う「いいねボード」を設置。進捗を気軽にシールで祝福して,やりがいを持たせ困りごとをなくし,想いをつなげる活動を始めました(図・4参照)。5.サークルの現状6.トップサークルに向けた3ヵ年の歩み7.2013年度STEP①想いを結集8.ランチ会の効果メンバーの個人ごとのレベル,サークルのレベルを詳細に調査し,サークルの現状の問題点をしっかり把握しています。学びどころ図・2サークルの現状図・4「いいねボード」の活用9.「いいねボード」の設置と活用図・3トップサークル向けた3ヵ年の歩み1月号_体験事例1_12.8.INDD3317/12/1014:20


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