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CRC・CRAのためのがん臨床試験専門職養成セミナー(CRC)医薬有効性と安全性を検討する臨床試験・治験が世界的に急増している一方で、がんの臨床試験の実施には、他臨床領域に比べ高度な専門性が要求されます。患者に対するインフォームド・コンセントの難しさ、時には手術や放射線治療と組み合わせた複雑な治療法、毒性発現に対応した治療変更への対処、数多い有害事象への対応とその報告、世界的に標準化された効果判定基準(RECIST)や毒性基準(CTCAE)の理解、国際共同試験への対応などがその例です。そのような状況下で、がん臨床試験を支援できるCRCは不足しており、とくに治験が集中する施設では、CRC確保が臨床試験実施の律速になっているのが現状です。そこで、2019年度秋、わが国のがん臨床研究全般の基盤整備も見据え当セミナーを新規開設しました。当セミナーでは、CRCを主な対象としますが、研修内容はモニターなどより広いがん臨床試験支援者に役立つものと考えています。座学のみならず、実務に即した演習も取り入れて研修を行います。特徴●がん領域で活動する臨床研究専門職が知っておくべき専門的な内容を、講義と演習により、基礎から実践まで体系的に習得できるセミナーです。●CRCが臨床現場で必要とするスキルを身につけるための演習を取り入れていますが、CRA等にも有用な内容となっており、職種を問わず受講可能です。●日本臨床試験学会(JSCTR)のがん臨床研究専門職認定試験の出題範囲が網羅されており、当セミナーの講義や演習の中で「OncologyClinicalResearchExpert」認定取得のための学習が可能です。カリキュラム〜12日間コース(2日間×6ヵ月)対講象師参加費*税込CRCまたはモニターとして1年以上の実務経験があり、がん臨床試験に関する知見を深めたい方大橋靖雄(中央大学)他、斯界の権威ある経験豊富な講師が指導にあたります357,500円(一般)/330,000円(会員)198,000円(大学・病院・公的研究機関)第3回日程月第1月第2月第3月第4月第5月第6月日程7月16日(金)〜17日(土)8月20日(金)〜21日(土)9月10日(金)〜11日(土)10月15日(金)〜16日(土)11月19日(金)〜20日(土)12月10日(金)〜11日(土)第1月第2月第3月第4月第5月第6月【講義】がんとがん治療の基本、がんの診断・検査と病期分類、がん臨床試験総論、抗悪性腫瘍薬投与時の留意点、安全性情報の取り扱い、オンコロジーセンターの組織・運営の中での臨床試験の位置づけ【講義・演習】がん臨床試験の有害事象マネジメント【講義】がん臨床試験の特徴とがん臨床試験デザイン、がん臨床試験に必要な統計学的考え方と解析手法、がん臨床試験の有効性評価指標1:Time-to-eventendpoint、がん臨床試験のアウトカム評価1:PRO/QOL、がん臨床試験におけるチーム医療【講義・演習】がん臨床試験の安全性評価指標とCTCAE【講義】がん臨床試験における倫理(インフォームド・コンセント)、疾患各論:消化管がん、肝胆膵がん【講義・演習】がん臨床試験の有効性評価指標2:RECIST【ロールプレイ】インフォームド・コンセント【講義】がん臨床試験のアウトカム評価2:医療経済学的評価、がんの基礎研究とトランスレーショナルリサーチ【講義・ロールプレイ】がん患者への接し方、バッドニュースの伝え方1、がん患者への接し方、バッドニュースの伝え方2【グループワーク】イベント発生時の対応、カルテの読み方と適格性確認【講義】疾患各論:肺がん、造血器腫瘍、乳がん、がん臨床試験を取り巻く環境の変化―臨床研究の法制化、がん領域の国際共同試験、新しいがん治療、品質マネジメント【講義】がんゲノム医療、高齢者を対象とした臨床試験、OncologyClinicalResearchExpertからのメッセージ、研修修了に当たってのメッセージ【講義・演習】文章の書き方、小論文指導修了試験、試験解説、修了式CRC・CRAのためのがん臨床試験専門職養成セミナーOnedayコース「がん臨床試験専門職養成セミナー」が1日単位で受講可能!当コースは、「がん臨床試験専門職養成セミナー」の全日程カリキュラムのうち、対象となる日程の中から1日単位で参加が可能なコースです。参加費*税込40,700円(一般)/38,500円(会員)22,000円(大学・病院・公的研究機関)回数123456日程7月16日(金)7月17日(土)8月20日(金)8月21日(土)9月10日(金)9月11日(土)回数7891011日程10月15日(金)10月16日(土)11月19日(金)11月20日(土)12月10日(金)121


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