QCサークル 2022年10月号(No.735)


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リーダー事例1全員参加の環境を整えて活動をキックオフ共和レザー㈱浅羽工場管理室設備グループアサバーサークル前田健三さん会社と職場の紹介当社は,浜松市に本社を構え,車両・住宅・ファッションなど幅広い分野で事業展開しています。浅羽工場は,自動車の外内装フィルムやユニットバスの化粧用フィルムなどを製造しています。私は管理室に所属し,生産設備の保全・改善業務を担当しています。2020年4月に事務・技術部門のQCサークル活動が開始されて全社展開となった時,「アサバーサークル」(6名,平均年齢43歳)のリーダーに任命されました。クセの強い個性派男性メンバーの中で,「ベテランと若手の融合」を掲げて活動しています。前田さん突き当たった壁リーダーとなって,「さぁ活動を始めよう」としましたが,「設備管理をはじめ,故障対応や工事準備などに追われて忙しく,活動時間がない」と苦情の嵐でした。また,「コロナの感染が怖い,交替勤務で時間が合わない」など,全員参加で会合を開くのは不可能な状況でした。初めての活動を担うリーダーとしては,何としてもこの事態を打破して,活動を軌道に乗せなければなりません。強い決意でサークル活動をキックオフしました。乗り切った経緯と解決策1.活動時間の確保まずメンバー全員に,1週間の業務内容を時系列に整理して,「山積み表」を作成するように指示しました。未経験のメンバーには,作り方を教えながら,全員の勤務状況を把握しました(図・1参照)。そこから,「納品書・請求書の処理業務」が,工務グループと重複していることがわかり,互いの業務内容を確認し,分担の仕方を見直しました。その結果,月に1.5時間を活かせるようになり,さっそく,活動をスタートさせました。2.コミュニケーションツールの作成会議室で,3密回避を徹底して会合を行いましたが,勤務時間が合わないため,全員が参加することはできませんでした。そこで,新たなコミュニケーションツールとして,ホワイトボードで,「活動掲示板」を作成することにしました(図・2参照)。活動の進捗状況を見える化して,会合と同じように意見交換をするものです。たとえば,特性要因図の作成では,私が大骨を書き込みメンバーが中骨から小骨を記入していく,といった使い方をします。また,活動に対する意見や質問なども,付箋に書いて貼りつけるようにしました。図・1山積み表の例残業ライン図・2活動掲示板10QCサークルNo.735


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