QCサークル 2021年12月号(No.725)


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1.QCサークル活動における「評価」とは●QCサークル活動での「評価」の目的QCサークル活動は,職場の第一線で働く人たちが小さなグループを結成し,チームワークを発揮しながら,職場で起こる数々の問題・課題を解決していきます。もちろん,直接携わる業務の改善を進めることで「会社の経営に貢献する」といった大きな目的はありますが,それ以上に「メンバーの能力向上をはかり人間として成長する」,「明るく活力に満ちた職場をつくる」ことが重要とされています。業務改善における品質向上・コスト低減などについては,目標を達成したかどうかは割と明確です。一方で,人間として成長したか,明るい職場ができたか,はどのように判断したらよいでしょうか。そこで登場するのが「サークル評価(自己評価を含む)」です。QC手法の習得やリーダーシップの発揮,改善に対するやる気,また業務的技能向上などの個人レベルでの評価から,チームワーク,活発な意見交換,そして職場5Sや日常的な職場雰囲気などサークルレベルでの評価を行うことで,現状の姿や目指す目標,そしてその達成度合いを把握することができます。QCサークルの結成と登録話し合い・勉強の場チームワークができる認められ,励まされ,やる気が高まる管理・改善能力が向上するQCサークル活動計画,推進計画の作成成果が上がる自己評価(活動のチェック)テーマ解決活動の実施テーマの選定活動計画の作成管理・改善活動まとめと発表次のテーマを取り上げて活動する継続的に繰り返す出典:QCサークル本部編,『新版QCサークル活動運営の基本』,日科技連,一部加筆・修正図・1QCサークル活動の基本的な進め方図・1は,QCサークル活動の基本的な進め方を示したものです。職場でQCサークルを結成し,メンバー同士の信頼関係によってチームワークをつくり,テーマ解決活動を通じて成果につなげます。テーマ解決の締めくくりとして,自分たちの進めてきた活動を振り返ることで,目に見えない成果を把握します。また,上司を含め関係者とも評価結果を共有することで,活動が認められ・励まされ・やる気が高まります。そうした結果から,さらにQCサークル活動を成長させるためにはどうしたらよいか,次の活動では何を目標とするかなど,活動計画・推進計画に反映することが「評価の目的」といえます。自分たちのQCサークル活動が,計画したスケジュール通りに進められたか,目標とした結果(成果)が出たか,満足できる活動内容であったか,またメンバーの能力向上が実現できたかなど,自らで評価することの重要性は前述した通りです。その結果から,弱い点を補強し,強い点はさらに伸ばしていくことになりますが,QCサークルで行う自己評価には,大きく分けて次の2つがあります。QCサークル活動における自己評価の種類と方法●10QCサークルNo.725


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