QCサークル 2021年10月号(No.723)


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②(1)活動とは,日常的な活動において作業標準に従いある一定の品質水準を保つため連載講座の管理活動で,管理すべきデータを時系列で扱う手順書通りの作業を遵守させるための活動などを行う。また,異常が発生した場合には,流出防止などの応急処置を行った後に,その発生原因を追究して対策を行い,そのよい状態をを用いて現状を監視するとか,(3)(4)することによって(5)を行う。③従来の水準を超え,よりよい水準に引き上げるための活動では,達成すべきを明確にすることが重要である。また,異常が発生するかもしれない望ましくな(6)(2)い状態を予測し,異常が発生しないように(7)を行うことも重要である。【(1)~(7)の選択肢】ア.維持イ.継続的ウ.再発防止エ.改善オ.目標カ.管理図キ.特性要因図ク.標準化ケ.未然防止【解答】(1)ア(2)エ(3)カ(4)ク(5)ウ(6)オ(7)ケ【解説】①管理とは定められた目的を効率よく継続的に達成するために行う必要な活動のことで,その活動は現状を維持する活動と現状を改善する活動とに分けられます(図・1参照)。したがって,維持と改善が入ります。なお,維持について,「JISでは維持向上」という表記が使われていますが,QC検定では維持と表記されることが多くありますので,ここでは維持としました。②維持活動では,水準を設定しその水準からぶれないように監視する活動を行います。その手段として管理図での管理などがあります。もし,設定した水準が維持できていないときには,対策を行い,対策結果を標準化し,再発防止を図ります。維持③達成すべき対象や目標を明確にし,活動を進めます。また,将来発生する可能性のある不適合や不具合,さらには,望ましくない状況を引き起こす原因を除去する未然防止を行うことも重要です。管理改善図・1維持と改善22年月号49管理の方法に関する次の文章において,内に入るもっとも適切なものを下欄のそれぞれの選択肢からひとつ選び,その記号を解答欄にマークせよ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。【問2】①さらに品質水準を高める活動では,次の4つの基本ステップからなる(8)を回すことが重要となる。ステップ1P:ステップ2D:ステップ3C:確認実施結果と目標を比較し確認・評価する計画を実行するを決める。計画を立案する(9)(11)(10)


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