QCサークル 2020年11月号(No.712)


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番長サークル㈱デンソー西尾製作所●所在地:愛知県西尾市下羽角町住崎1●構成人員:男性10名●メンバー年齢:平均39歳●結成:2009年3月●テーマ歴:31件目●本テーマの会合回数:14回●1回の会合時間:60分(時間内)1.職場紹介当社は,自動車用システム製品の総合メーカーです。私たちは,カーエアコンの冷媒を循環させるチューブを生産しており,フラックス塗布機とチューブ製造機の2つの工程を担当しています。100分の1㎜単位の設備・製品管理が必要とされる職場です。2.テーマの選定と現状把握私たちの職場は,残業と土曜出勤で増産対応していますが,更なる生産量の増加が予想されるため,日曜日に出勤しなくてもすむようにチームで活動することになりました(図・1参照)。こんな事例です2チームに分かれて活動に取り組むことで,メンバーの特徴を活かした効率的な動きができるようになり,廃却不良率の大幅な減少を実現しました。また,チームの連携から生まれた相乗効果も問題解決に大きく貢献しています。もフラックス塗布抜け不良がもっとも多く,フラックス塗布後にコイルを巻き取る際,材料がコイル芯より8㎜以上ずれるために設備が停止する「巻きズレ」と,フラックスを循環させる「ポンプ停止」の2つが大きな要因です。これを撲滅できれば,目標の170万本を達成できることから,この2つの要因の撲滅に取り組むことにしました(図・2参照)。●第6190回QCサークル全国大会(本部主催宜野湾)からの推薦チームを分けて連携した事例まるで警察!みんなの力を結集しやり遂げろ!~フラックス塗布抜け不良ゼロへの挑戦!!~体験事例120182019図・1チューブ生産計画数生産量確保に向け,不稼働要因ワースト1の段取りは生産技術が担当しているため,私たちは廃却不良の低減に着目しました。中で34QCサークルNo.712図・2現状把握


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