QCサークル 2020年4月号(No.705)


>> P.8

エキサイトサークル大豊工業㈱篠原工場製造部製造2課●所在地:愛知県豊田市篠原町敷田37-1●構成人員:男性8名●メンバー年齢:平均30歳●結成:2000年4月●テーマ歴:19件目●本テーマの会合回数:30回●1回の会合時間:30分(時間内)1.職場・サークル紹介私たちの勤務する篠原工場は愛知県豊田市にあり,様々な自動車部品を製造しています。私たちの職場では,高い加工精度が求められるガソリンエンジン用高圧燃料噴射ポンプの部品製造を担当しています(図・1参照)。図・1職場の生産部品私たち「エキサイトサークル」は,平均年齢30歳で男性のみ8名のサークルです。経験の浅い若手とベテランの二極化した構成になっており,若手の育成が課題です。2.テーマの選定私たちの職場では部方針をもとに不良低減活動に取り組んでいます。中でもワースト132QCサークルNo.705こんな事例です現状把握で突き止めた3つの要因について,ベテランと若手をペアにした3チームに分かれ,原理原則に基づいて要因解析し,お互いの役割を明確にして改善に取り組みました。改善対策のネーミングにも工夫し,サークル活動を楽しく取り組んでいる事例です。のシート部打痕不良は慢性的な課題で,非常に小さく肉眼では見えないために拡大モニターで検査しています。2015年〜2017年の改善活動で,主に設備の改善を行い不良発生率を11%から0.8%まで減らすことができましたが,ゼロには届かず…。今回こそは!とゼロにこだわり,サークル活動に取り組むことにしました(図・2参照)。学びどころ職場の慢性課題解決に向け,これまでの活動内容をきちんとレビューし,“不良撲滅”に向けて果敢にチャレンジしています。3.現状把握打痕不良発生推移からは,生産される3ラインでの差はなく,発生箇所もシート内側・外側で同じような頻度です。打痕形状からも特徴の違いは見当たりませんでした。どの工●第6125回QCサークル大会(東海支部愛知地区)からの推薦活動をペア・3チームに分け,楽しく改善している事例打痕不良ゼロへの挑戦!〜0.03mmに挑んだ男たち〜体験事例1


<< | < | > | >>