QCサークル 2019年1月号(No.702)


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連載講座エピソードを通して品質管理の基本と実践を学んで,QC検定に挑戦しよう!連載講座「エピソードを通して品質管理の基本と実践を学んで,QC検定に挑戦しよう!」小委員会メンバー委員長/山内高委員/遊馬一幸,大津渉,久保田智広,佐藤直人,須加尾政一,福丸典芳いよいよ東京オリンピック開催の年,2020年が始まりました。日本代表選手に負けず,みなさんのQCサークル活動(小集団改善活動)のレベルもさらに上がるように頑張って取り組んでいきましょう。さて,第1回品質管理検定(QC検定)試験が2005年に実施されてから15年が経過し,2018年度は年間約11万5,000名が受検し,これまでの合格者は累計55万3,000名を超えています(図・1参照)。製造業に限らず,仕事を進めるための「品質管理」の重要性はいうまでもありませんが,この検定制度を活用するメリットとしては,以下のようなものがあります。・企業全体に品質に対する意識を高め,製品・サービスの品質向上をはかることができる。・個人ごとの品質管理のレベルを把握することができ,教育計画に活用できる。・部署ごとに品質管理のレベルを把握でき,人事計画に活用できる。・社員採用にあたり活用することで,品質管理レベル向上をはかることができる。・社内教育の軽減がはかれる。累積合格者数(人)600,000500,000400,000300,000200,000100,000(人)70,00060,00050,00040,00030,00020,00010,000受検者/合格者数012受検者数3459768合格者数10121314151617181920212223242526270(回)累積合格者数※第11回目は,東日本大震災により中止図・1QC検定受検者数・合格者数の推移今年の連載講座では,QC検定受検を視野に入れつつ,「エピソードを通して品質管理の基本と実践を学ぼう」をテーマに,身近な事例を疑似体験することで品質管理を体得してもらう企画としました(表・1参照)。“試験勉強”のように堅苦しいものでなく,マンガを読んでもらう感覚で「あっ,こういうことなんだ」と,一緒に学んでいきましょう。表・1年間の講座予定(主なテーマ)月号1~4月号5~8月号9~12月号取り上げる視点QC的ものの見方・考え方品質保証,工程品質人材育成,品質マネジメント主な講座テーマ品質の定義,ばらつきの考え方,SDCA/PDCAなど品質保証体制,プロセス管理,標準化・検査などQCサークル活動,方針管理,製品安全など50サークル02


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