QCサークル 2019年1月号(No.702)


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2020年共通テーマ運営・推進のページ令和を機に活動の基本を再確認しよう!運営・推進のページ小委員会委員長/藤本高宏委員/河島和美、鈴井正巳、八木雅弘、山田益久はじめに新元号となり,QCサークル活動も昭和・平成・令和の三時代58年を経過しました。この間の活動を振り返ってみると,☆ものづくりから事務・販売・サービス・医療・福祉・官公庁へ広がり,☆問題解決から課題達成・施策実行・未然防止へと多様化し,☆職場内から・サークルコラボ・グループ・海外拠点へとつながるといったように普及・拡大・進化・発展を遂げてきました。また,改善事例の内容においても,難題の克服,改善効果,成果物,などの面で大きく成長しています。このようなスパイラルアップは,今後もさらに進んでいくでしょうが,その中で,つねに忘れてはならないのが,「活動の基本」です。活動の本質や目的と手段を誤らないように,基本に立ち返りながら進歩していくことが大事であると思います。そこで,2020年の運営・推進のページでは,「令和を機に活動の基本を再確認しよう」と題し,活動の基本的事項を紹介します。サークル活動を運営・推進されるみなさん方が,活動を振り返る時,あるいはスタートアップするにあたっての参考になれば幸いです。記事構成各月のタイトル(活動の基本事項)ごとに,「解説」,基本に忠実で模範となる「事例」,「よくある質問と回答例」の3つで構成していきます。タイトル目標設定の仕方と工夫要因解析の仕方と工夫対策立案・実施の仕方と工夫効果確認の仕方と工夫標準化と管理の定着の仕方と工夫資料作成と発表の仕方と工夫月号789101112タイトル改善活動とQCサークル推進組織と役割分担PDCAの管理サイクル全員参加(会合)の仕方と工夫テーマ選定の仕方と工夫現状把握の仕方と工夫月号1234561月号の概要改善活動とQCサークル今月は,「改善活動とQCサークル」についてです。活動のスタートアップは,何を目的とし,なぜ必要なのか,その意義(得られるメリット)は何かを,理解し納得することが大切です。今一度,活動の本質を振り返ってみましょう。事例では,「親子活動で改善活動の基本や楽しさを伝える(豊田自動織機)」と,「勉強会に参加して学ぶことから自発性を大切にしている(東海旅客鉄道)」を紹介しています。新メンバーにいかに活動の意義や必要性を伝えるかの参考にしていただければと思います。(鈴井正巳)24QCサークルNo.702


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