QCサークル 2019年11月号(No.700)


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連載講座QC検定受検講座~3級から2級へ~連載講座「QC検定受検講座~3級から2級へ~」小委員会メンバー委員長:須加尾政一委員:遊馬一幸,井上研治,大津渉,鈴木秀男,中島健一第11回実験計画法(2)今月は,先月からの続きになり,実験計画法について,一元配置実験の分散分析,各水準の母平均の推定について学びます。質問その③※質問内容は前号からの続きです一元配置実験のデータはどのように解析しますか?一元配置実験の目的は,因子の水準の変化によって母平均が変わるかどうかを検証することです。10月号P.53の表・4にて示された例1の実験データにおいては,反応温度の変化によって強度の平均が変わるかどうかを調べることです。これらを因子AのAi水準の効果αiによる帰無仮説として次のように設定します。2=…==00:=1これは,因子Aの水準効果の間に差がないという仮説になります。この仮説検定を行うたのばらつきのばらつきである群内変動の大きさに対して,めには,の群間変動の大きさが意味のある大きさであるかどうかを検証します。今,個々のデータの平均値まわりのばらつき(総平方和)を,データの構造に従って分解すると次のようになります。==1=1-̅··2==1=1{-̅·+̅·-̅··}2総平方和個々のデータの平均値まわりのばらつき===1=1̅·-̅··2+=1=1-̅·2=+(7)間平方和(群間変動)水準間のデータの平均値のばらつき=誤差平方和(群内変動)ある水準内の個々のデータの平均値まわりのばらつき=e2019年11月号51


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