QCサークル 2019年3月号(No.692)


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SAMSHHITサークルサンデン・ビジネスエキスパート㈱赤城事業所●所在地:群馬県前橋市粕川町中之沢7●構成人員:男性5名,女性2名●メンバー年齢:平均34歳●結成:2003年4月●テーマ歴:31件目●本テーマの会合回数:13回●1回の会合時間:90分(時間内・外)1.職場・サークル紹介とテーマ選定当社は2015年に分社化し,各事業会社でカーエアコンシステム,冷凍・冷蔵ショーケース,自動販売機などの製造・販売をしています。私たちは,従業員1,200名が勤務する赤城事業所の総務・経理業務全般を担当しています。総務グループは,グループリーダーを含めて6名ですが,長年活躍していたEさんが退職することで,総勢5名となることとなりました。Eさんの月平均工数160時間のうち,80時間は外部へ委託できるのですが,専門性が高く外部委託できない80時間分の業務については,自部門で負担する必要があります(図・1参照)。こんな事例です退職者の発生に伴い,残った人員で退職者が担当していた業務を引き受ける必要が出たため,各作業を詳細に分析,分類して見える化,効率化を行うことで危機を乗り越えた,事務・間接部門にとって大変参考になる事例です。における実務作業の効率化」をテーマとして,サークル一丸となって改善に取り組むこととしました。2.現状の把握A~Dさんの4名で,類似するEさんの担当業務分(80時間/月)を引き継ぐとして,各自の業務工数の引継ぎ前後でどう変化するかを調査しました(図・2参照)。●第6012回QCサークル大会(関東支部群馬地区主催)からの推薦事務作業の見える化で人員減を乗り切った事例総務業務における実務作業の効率化体験事例1図・1総務メンバー退職による人員減の影響そこで,上位方針とも比較して「総務業務32QCサークルNo.692図・2総務メンバー各自の業務月次工数変化(退職者引継前後)


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