QCサークル 2019年1月号(No.690)


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教訓から学び成長したよろずやサークル3年間の歩み~もう後戻りはさせない~事例運営・推進のページQCサークルリーダー・推進者の思いを知りたい!第1回富士ゼロックスマニュファクチュアリング㈱よろずやサークル●所在地:三重県鈴鹿市●メンバー構成:男性1名,女性7名●メンバー年齢:平均34歳●サークル結成:2011年10月●1回の会合時間:30分(時間内)事業所大会の常連で,外部発表でも輝かしい成績を残してきた「よろずやサークル」。この憧れのサークルへ,他サークルより抜擢されたリーダーが見たものは,「活動に活気もなく」*こんな事例です*「AゾーンからDゾーンに後戻り」した姿でした。「もう一度,活気にあふれ挑戦し続けるサークルを目指そう」と,イソップ寓話を教訓にして,太陽のように視点を変え興味を持たせ(1年目),かめのようにコツコツと取り組み自信をつけ(2年目),アリのように将来へ視野を広げて知識・技術の伝承(3年目)を可能にしたサークルへと成長しました。1.職場・サークルリーダー紹介私たちは場内物流チームに所属し,主に国内購入部品の受入・検品・仕分け・運搬・格納・検収処理・かんばん発注まで多種多様な業務を担当しています(図・1参照)。図・1職場の紹介サークルリーダーの私(小坂)は,接客の24QCサークルNo.690仕事から期間契約社員として転職。他サークルを経験した後,2014年下期より「よろずやサークル」へ加入,リーダーに抜擢されました。2.サークルの紹介とメンバーとの意識のズレこれまでの「よろずやサークル」は,事業所大会では上位入賞の常連であり,全国大会でも優秀賞・感動賞を獲得したサークルです。憧れのサークルに入り,リーダーの私は期待を持って会合を開くと,発言が少なく活気もありません。イメージとは,ほど遠いものでした。メンバーの入れ替わりもあって,サークルレベルもAゾーン間近からDゾーンまで後戻り。QCに興味を持ってもらおうと,QC検定を勧めてみるも意識は変わりません。上長からもアドバイスをもらい,本音トークと


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