QCサークル 2019年1月号(No.690)


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特集「私たちもQCサークル活動,はじめました」みなさんの仲間を増やしませんか?改善事例の紹介チーム名:花が咲くチームテーマ名:「雨の日の作業を改善しよう」はじまりは,園芸作業をする中で,天候が悪い時の作業がないという問題から取り組んだテーマです。しかし,自分たちの業務を現状把握してみると,雨の日でもできる作業はあり,なぜ雨の日に作業ができないか?を考えるのではなく,雨の日でもできる作業を増やす発想の転換になりました。そこで,自分たちの育てた大切な花を使って,来社するお客様に喜んでいただけないかと考え,観て喜んでいただくことに加えて,お土産をお渡しするという改善につながりました。結果,雨の日の作業件数を増やす効果と,何よりお客様に喜んでもらえたことが一番の効果となりました。作ったお土産(サシェ(ラベンダー))作ったお土産(押し花しおり)チーム名:ノーミススキャンテーマ名:「スキャン業務における取り直し件数の半減」メンバーが本当に困っているテーマでした。スキャンの取直しが多いと,品質低下や業務停滞に大きく影響を与えてしまいます。それをメンバーが気づき,テーマに取り上げて改善を行いました。取直しが起きる状態は,原本との相違,用紙サイズ間違い,印影問題,裏写りがあり,1ヵ月で82件も発生していました。まずは半減を目指し,要因を考えると,メンバー内の判断にばらつきがあること,詳細がわかるマニュアルがないこと,統一見本がないことがわかりました。対策として,メンバー全員で写真の入ったわかりやすいマニュアルを作成し,見本表を作成して誰でも活用しやすい場所に置きました。目標は達成し,チーム内の連携がより深まりました。チーム名:UBテーマ名:「もう一度確認を~カフェに残されるゴミについて~」コニカミノルタ内のカフェを担当するメンバーで進めたテーマです。カフェエリアに持ち込んだゴミをそのまま置かれるという問題が発生し,急遽取り組みました。3週間で22個の持込みゴミが置かれ,なぜ置かれるのかを考えました。要因解析すると,カウンターに人がいない,ゴミ箱がない,表示がわかりにくい,気づかない,置き忘れなどがわかり,音声を流すなどの対策も考えました。しかし,カフェに来るお客様の心地よい場所を目2019年1月号11


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