QCサークル 2019年1月号(No.690)


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私たちの活動を見てください②特集「私たちもQCサークル活動,はじめました」みなさんの仲間を増やしませんか?読者のみなさんもご存知のように,QCサークルなどの小集団改善活動は,今やモノづくりの製造業だけでなく,また,大企業だけでなく,いろいろな業種・業界,規模の組織で行われるようになってきました。QCサークル活動は,1962(昭和37)年に日本で誕生し,今年で57年目になります。当時は,戦後の荒廃からの復興も進み経済状況も徐々に回復の兆しが見えてきた時代でした。その後,日本経済は急速な経済成長を遂げましたが,オイルショック,バブルの崩壊,サブプライムローン問題,そしてリーマン・ショックなど,大きな問題が次から次へと襲いかかり,企業を取り巻く環境は厳しいものになっています。そのような激動の中にあって,QCサークル活動は強い企業体質づくりの一翼を担い,「不良品をつくらない」,「品質は工程でつくり込む」というモノづくりの基本の浸透や,人材育成・働きがいの醸成面で重要な役割を果たしてきました。次第にQCサークル活動の有効性が広く認められるようになり,現在では,事務・販売・サービス・医療・福祉といった分野や製造業の間接部門,さらには市役所や自衛隊など,様々な業種・規模の組織に普及しています。この特集では,「私たちもQCサークルをはじめました」というテーマで,最近QCサークル活動をはじめた,次の4つの事例を紹介します。●「改善活動の原点を見る!~障がい手帳を持つメンバーでQCサークルをはじめました~」コニカミノルタウィズユー㈱●「食品スーパーマーケットでもQCサークル活動をはじめています」㈱ランドロームジャパン●「QCサークル未経験の職場で女性が活発に活動をはじめています」千曲鋼材㈱●「“一山一家”の文化に根ざしたQCサークル活動をはじめています」東北ネヂ製造㈱みなさんの身の回りで,「QCサークル活動(小集団改善活動)なんてできるだろうか」と思っていらっしゃる業種,職種,職場規模の組織がありましたら,ぜひ,本号の事例を紹介していただき,QCサークル活動(小集団改善活動)の仲間を増やしませんか?(綾野克俊)関東編集小委員会1月号特集メンバー委員長/綾野克俊委員/佐藤文哉,下田敏文,福丸典芳2019年1月号9


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