QCサークル 2018年11月号(No.688)


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38QCサークルNO.688トヨタ生活協同組合地域店舗部永覚店●所在地:愛知県豊田市永覚新町3-74-1●構成人員:男性1名,女性5名●メンバー年齢:平均50.6歳●結成:2017年4月●テーマ歴:1件目●本テーマの会合回数:15回●1回の会合時間:30分(時間内)「店頭販売」における焼きイモの焼き焦げ不良撲滅ノウハウの見える化によってお客様満足を実現した事例体験事例1焼イモは,準備(前日)→予熱→焼き上げ→検査→袋詰め→陳列という工程を経てお客様の手に渡ります(図・2参照)。(1)焼き不良の種類と発生状況品質検査では,著しい焦げがないこと,串を刺して硬くないこと(生焼けでないこと),匂いを嗅いで異臭を感じないことを検査しています。売り物ゆえに,内部の色や味の検査をするといったことはできません。トヨタ生活協同組合は,様々な事業を通し,職域地域の組合員様の暮らしを応援しています。私たちが勤める永覚店は,豊田市にあり,1日の平均ご来店客数は,約1,200人で,従業員44名で運営しています。私たちは,青果売場を担当し,商品の荷出し・加工・鮮度点検などの業務を行う中で,焼きイモの店頭販売も行っています。私たちのサークル名は,「ポテト兄弟」。複数の経験豊富なパートさんも含め,メンバーは6名。サークルレベルは,現在「D」レベルですが,「品質の良い商品をお客様に」をスローガンに活動しています。日頃の作業の中で困っている問題を会合で洗い出し,評価項目を設定して評価した結果,「焼きイモに焼き不良が発生することがある」を選定しました(図・1参照)。こんな事例です焼きイモ名人のノウハウをデータで見える化するとともに,実験によって最適条件を見つけることによって,お客様満足の確保と,焦げ不良品廃棄のロス低減をはかった事例です。○○2①焼きイモに焼き不良が発生することがある③31②値引きと廃棄の鮮度管理の境界線がわからない時がある商品陳列の作業遅れで開店開業ができない時がある自店加工品が時間までに作りきれない時があるメンバーの仕事が楽になる活動期間内に解決できるか解決しないと今後悪化していくか解決するとお客様に喜んでもらえる評価点合計424213012順位メンバーの能力で解決できるか④・洗い出し期間5月○:6△:3×:0評価項目洗い出し項目○○○○○△○△△○○△△△××○日頃の作業で困っている問題の洗い出しと評価△●第6005回QCサークル大会(東海支部愛知地区主催)からの推薦ポテト兄弟サークル1.職場・サークル紹介2.取り組む問題の選定図・1取組む問題の選定3.現状の把握評価項目にある「解決すればお客様に喜んでもらえる」という視点は,JHS部門の活動において重要な視点ですね。学びどころ11月号_体験事例1_10.11.INDD3818/10/1217:39


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