QCサークル 2018年3月号(No.680)


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運営・推進のページQCサークル活動(小集団改善活動)を楽しく継続させるための工夫・アイデアその3運営・推進のページ(上期)小委員会委員長/綾野克俊委員/小林孝,佐藤直人,志村嘉男,野上真裕楽しく活動することが大きな成果につながり達成感も味わえますみなさん,QCサークル活動は楽しいですか?研修会などでそんな言葉をかけてみると,自信をもって返事をしてくれる方はほとんどいません。やはり残念ですが,まだ“やらされ感”を感じているのも否めないのでしょうか。自分の仕事をもっと効率よく,もっと楽しく,もっと楽にできたらいいと思いませんか。今回もQCサークル活動で大きな成果につなげ,達成感や満足感を味わうことのできた事例を3件ご紹介します。この達成感や満足感を味わうためには様々な工夫・アイデアが必要になりますが,以下の事例をヒントにみなさんも楽しくなる工夫をしてみてください。事例1“褒める・感謝する”という思いでQCサークル活動を楽しくする工夫「活!ほめかん活動」でサークルの一体感を醸成アイシン精機㈱試作工場安全管理課アンカンサークル木村孝蔵さんスタッフ職場に多く見られる“業務がバラバラ”ということから共通認識を持つことが難しく,サークルとして一体感のある活動が進められない中で,メンバー間の風通しをよくし,QCサークル活動を楽しく継続して「サークルの一体感を醸成する」というリーダーの思い・工夫内容を紹介します。事例2遠距離職場を交互に見学しTV会議でQCサークル活動を楽しくする工夫遠隔地でもQCサークル活動!そして全社へ発信!㈱TMJ西日本事業本部とばた交響楽団サークル会社方針である「クライアントへの更なる提供価値向上」に沿って短期間で改善を推進する必要があり,全社で改善報告制度を開始する中,クライアントに貢献できるKAIZEN報告ができないかと考え,今までの紙の「KAIZENシート」への記入からWEB画面で入力できるようにした工夫を紹介します。事例3改善活動成果発表の機会増や社内外研修の受講でJK活動を楽しくする工夫自律的な運営強化によるJK活動の活性化新日鐵住金㈱棒線事業部釜石製鐵所JK事務局1989年の高炉・製鋼工程の休止以降,所内のJK活動(自主管理活動)が停滞しつつある中,全社での製造実力の向上をはかる活動が展開され,製造現場の製造実力=現場力として位置づけJK活動の活性化を目指し,自らが動く活動,楽しみながらの活動の工夫・アイデアを紹介します。(佐藤直人)2018年3月号27’18年3月号_運営推進_2.16.INDD2718/02/1615:07


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