QCサークル 2022年6月号(No.731)


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運営・推進のページ2022年共通テーマQCサークル活動を推進しよう!第6回発表資料と発表運営・推進のページ小委員会委員長/須加尾政一委員/遊馬一幸,上家辰徳,木内正光,佐藤直人,志村嘉男1.はじめに上期全体を振り返りましょう(表・1参照)。1月号は「QCサークル活動って何・どうしてやるの」というタイトルのもと,QCサークル活動とは何かという根源的テーマについて理解を深めました。QCサークルの歴史を振り返り,改めて活動の動機づけを確認したともいえます。2月号は「リーダーの決め方・役割分担の方法」というタイトルのもと,サークル内での各種役割について考えました。サークル活動は少人数で協力して進め,能力向上や職場の活性化につなげていくため,役割として与えられたことがらの共通認識が重要です。3月号は「サークル会合の持ち方・発言・コミュニケーション」というタイトルで,具体的な活動の工夫について検討しました。QCサークル活動を持続的なものとするためには,一人ひとりの心がけやメンバーへの気配り,悩んでいるメンバーへの声かけなどが不可欠です。4月号は「全員参加(全員参画)するには」というタイトルで,活動の基本事項の一つである「全員参加」の意味合いに焦点を当てました。部署,キャリア,年齢,性別が異なるメンバーが一堂に会した時,一人ひとりが主体性を持って活動に取り組むための意識の持ち方について問い直しました。5月号は「テーマの選び方」というタイトルで,活動に取り組む時のテーマについて取り上げました。テーマは活動のシンボルとなるため,テーマのつけ方および表現の仕方などを根拠とともに解説しました。このページでは,「起業」と同様,ゼロからQCサークルを立ち上げ,持続的な活動を行うためのポイントを示してきました。連載最後を締めくくる「発表」は,サークル活動の一つの区切りとなるとも表現できます。サークル活動の成果は,発表を通して伝えられますが,そもそも発表をする理由は何でしょうか?はじめての発表を控えるサークルのみなさんから,今まで何度も発表をしてきたサークルのみなさんまで,今月号では改めて発表について考えてみましょう。きっと,新たな気づきがあると思います。なお,今月号の事例は,発表に限ったものではなく,発表までの過程,すなわち本連載全域のポイントも含めて取り上げさせていただき,学びどころを示しております。表・1上期における「運営・推進のページ」タイトルテーマQCサークル活動って何・どうしてやるのリーダーの決め方・役割分担の方法サークル会合の持ち方・発言・コミュニケーション全員参加(全員参画)するにはテーマの選び方発表資料と発表月号1234562022年6月号23


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