QCサークル 2021年11月号(No.724)


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●第6292回QCサークル大会(東海支部愛知地区主催)からの推薦多様な視点で現状把握を実施し効果を上げた事例~学びが知識へ知識が自信へ自信がサークルの成長に(でも,ときどき失敗)~「前プレート位置ズレ不良の撲滅」体験事例1こんな事例です三現主義と4M調査で徹底して現状把握を行い,死角で見えない作業位置の現象をビデオで確認しワークの引っかかりが原因である現実をつかみます。そして,特性を絞り込んでその検証もし,工夫しながら対策に結びつけている点が大変参考になります。累積比率年月手直し件数累積比率年月(%)(件)クの落下が心配される不安全作業のため,前プレート位置ズレ不良の撲滅」をテーマとして取り組むことにしました。(%)(件)手直し件数その他ダイヤカバー位置不良ラジカバ位置不良ロックシリンダー幅不良前プレート位置ズレ不良脱荷工程フレーム手直し内容別キット場H/G検査工程ピラー工程リア仮付工程脱荷工程フレーム手直し発生工程別図・1フレーム手直しの内訳パレート図3.現状把握データで見るとすべての機種で不良が発生しており,傾向が見えないため三現主義で調査を開始しました。リヤフレーム工程は,仮溶接工程」,「脱荷工程」,「本溶接工程」,「検査工程」となっており不良は「脱荷工程」で発生していました。さらに前プレート位置ズQ太郎サークル㈱豊田自動織機トヨタL&Fカンパニー高浜工場●所在地:愛知県高浜市豊田町2丁目1番地1●構成人員:男性6名●メンバー年齢:平均28歳●結成:1998年4月●テーマ歴:53件目●本テーマの会合回数:24回●1回の会合時間:30分〜60分(時間内)1.職場・サークル紹介高浜工場は海外10拠点のマザー工場として様々な情報を発信し,お客様の要求に合った製品をお届けするために完全受注生産をしています。製造第二課では中型フォークリフトの板金・溶接・塗装・組立を行い,私たちはエンジン式フォークリフトのフレーム溶接を担当しています。サークルレベルはCゾーンで,若手を牽引するためにはメンバーとのコミュニケーションが重要と考え,感想や意見,質問など自由に書ける活動ノート「ひと言コメント」を考案し活動を開始しました。2.テーマの選定職場の困りごとを洗い出し評価すると,フレーム手直しが大変」との意見が取り上げられ,課方針とも一致していました。フレーム手直し件数を見ると,「フレーム脱荷工程」で143件(78.1%),内容別では「前プレート位置ズレ不良」が115件(80.4%)あり,この不良は慢性的に発生していました(図・1参照)。前プレートとは,リヤフレームの前側に取りつくプレートで,すき間が1.5㎜以上の場合はNGとなり,吊下げ状態での作業もワー32QCサークルNo.724


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