QCサークル 2021年7月号(No.720)


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こんな事例ですメンバーが他部門の協力を得て現状把握・要因解析をしっかり行い,科学的データに基づいて活動した事例。他部門との連携で真因にたどり着き対策できているところが参考になります。改善し,生産性を向上させる」を実現し,これから計画されている増産に対応できる職場を目指すため,私たちはプリント基板の生産性向上に取り組むことにしました。5作成日:作成者:阿部期間:〜便器洗浄基板ダントツの生産量!(台)生産数便器洗浄基板機種機種機種別生産数機種(分/日):増産後もで想定定時:分5作成日:作成者:阿部期間:〜分このままだと,定時超え!現在生産時間増産後の生産時間図・1現在の生産数と負荷予測生産時間ミニオンズサークルTOTO㈱電子機器製造部●所在地:福岡県京都郡苅田町幸町7-11●構成人員:7名(男性1名,女性6名)●メンバー年齢:平均38歳●結成:2017年4月●テーマ歴:5件目●本テーマの会合回数:10回●1回の会合時間:1時間(時間内)1.職場・サークル紹介当社は,福岡県北部に位置する北九州市の南隣,かつて九州物流の中心地として栄えた京都郡苅田町にあり,キッチン,浴室,洗面所,トイレなど,TOTO製品に搭載されるプリント基板の製造を行っています。私たちの所属する電子機器製造課は,プリント基板材料や電子部品を受け入れ,プリント基板を製造し検査する職場です。機械でプリント基板に実装できない部品は人が実装し,ハンダ付け,目視検査,電気検査(電気的動作確認)した後,防湿加工しています。中でも「ミニオンズサークル」は,検査から防湿加工までの4つの工程を担っています。最高の品質の製品を作り込み,お客様の期待以上の満足を追究すべく日々の生産活動に取り組んでいます。2.テーマの選定プリント基板の生産量を確認したところ,便器洗浄基板の生産量がもっとも多くなっていました。また,今のままの生産性では,増産後は毎日定時を超え残業しなければならなくなってしまいます(図・1参照)。課の方針である「各工程のボトルネックを32QCサークルNo.720●第6261回QCサークル大会(九州支部北部九州地区主催)からの推薦科学的データに基づいて目標設定した事例便器洗浄基板の生産性向上体験事例1


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