QCサークル 2021年1月号(No.714)


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講載連QC検定3級受検傾向と対策座連載~絶対合格するための12講~講座連載講座「QC検定3級受検傾向と対策~絶対合格するための12講~」小委員会メンバー委員長:須加尾政一委員:遊馬一幸,大津渉,久保田智広,鈴木秀男,福丸典芳はじめに2005年12月からスタートしたQC検定(品質管理検定)はすでに30回を数えました。回を重ねるごとに受検者数は増え続け,累積で100万人を超えています。昨年はコロナ禍の影響で3月の検定試験は中止になってしまいましたが,9月は無事に開催されました。このような背景を鑑かんがみ,『QCサークル』誌においても2017年から2020年まで4年連続でQC検定の講座を掲載してきました。連載講座では,市販されている書籍とは異なる特色を出せるように工夫してきました。本講座を活用して勉強し,合格された読者も数多くいると推察します。しかし,新入社員は毎年入社し,新たに勉強を始める人や勉強し直したい人もいます。そこで,今年の連載講座は「QC検定3級受検傾向と対策~絶対合格するための12講~」と題し,過去のQC検定3級問題を分析することにより,出題されやすい問題の傾向を明らかにするとともに,合格するための対策を提供することにしました。今回は,過去の問題から見えてくる傾向を示しながら,受検ということを強く意識して,「問題」と「解答・解説」という対策の構成にしました。問題文なども,できるだけQC検定に近い表現に努めています。なぜなら,まずは問題の意味を正しく理解しなければならないからです。一方,これまで掲載されてきた連載講座のような基本となる部分の解説は割愛するケースもあります。ぜひ知っておいていただきたい基本的な解説事項は,過去の『QCサークル』誌を参照してもらえるようにします。データの取り方とまとめ方QC七つ道具その1QC七つ道具その21月号2月号3月号2021年1月号534月号5月号6月号7月号8月号9月号10月号11月号12月号ヒストグラム,工程能力指数QC的ものの見方品質の概念管理の方法新製品開発プロセス保証方針管理,日常管理標準化,小集団活動,人材育成,品質マネジメントシステム実践編管理図統計的方法の基礎新QC七つ道具散布図,相関分析手法編これまでの連載講座においては比較的やさしい10問の<演習問題>が出題されています。今年は,<演習問題>もできるだけQC検定に近づけるようにして出題します。また,演習問題の解答と解説も,翌月号のページを割いて示します。まずは,毎月の「問題」に取り組んでいただき,「解答」で答え合わせをして,「解説」でしっかり理解するように努めてください。解説でもっと詳細を知りたい場合には,過去の『QCサークル』誌も横に置いて,読み返していただくとより一層の成果が期待できます。


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