QCサークル 2021年1月号(No.714)


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「QualityValue活動(QV活動)」と命名して,QCサークル活動を始めました!㈱IHIエスキューブ品質保証部深堀愛会社紹介当社は,総合重工業である㈱IHIのグループ会社の一員として2003年に設立し,航空エンジンや発電プラントなど様々なものづくりビジネスでのICT活用を通じて培った経験とノウハウをもとに,総合的なICTサービスを提供しています。2020年4月現在,社員数は526名で,「基本は人チャレンジスピード感謝」の精神で,社員一人ひとりがお客さまに寄り添った高付加価値のシステム提案・構築,サービスでご満足いただき,頼られるパートナーになることを目指しています。QCサークル活動を始めたきっかけ当社では,2015年度より,「ScubeValue活動」を展開しています。「ScubeValue活動」とは,自社の理念・提供価値などを明確化し,社員およびステークホルダーに共有・浸透させる内部活動の呼称です。2016年度に社員の「品質意識向上」を目指して,「品質強化月間」を設定し,活動の一環として「職場本社のある豊洲IHIビルディスカッション」を実施しました。「職場ディスカッション」は,自部門における品質上の問題を現場視点で洗い出し,原因分析,対策などをまとめるとともに,参加者同士の品質に関する問題意識を共有でき,大変好評でした。従来から行っているトップダウン型の品質向上活動に加えて,現場を起点とするボトムアップアプローチも必要であると考え,正式に「QCサークル活動」を導入することを決定し,2017年度に「QualityValue活動(QV活動)」と命名し,始動しました。QV活動は,お客さまと第一線で向き合う現場から問題を提起し,品質向上マインドを職場で共有,改善を繰り返すことで,一層の品質向上を目指すことを目的としています。2016年度「品質強化月間」の様子現在の活動状況QV活動は,2017年度の活動当初から全社活動として,事業部門ならびに本社部門に1チーム7名程度で構成する「QVチーム」(約80チーム,約650名参加)を編成し,活動を推進しています。また,派遣スタッフも含めた全員参加を基本とし,社員,派遣という垣根を越え,職場,全員が品質向上に向けて一丸となってQV活動に取り組んでいます。当社では,各チームの進捗状況を「見える化」し,チームの励み,活動に取り組むモチベーション向上につながるように,「Vスタンプ」という仕組みを運用しています。動活性化のために工夫したポイント活10QCサークルNo.714新たに始めた事例


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