QCサークル 2018年3月号(No.680)


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特集QCサークルASEAN訪問・洋上研修様々な学びと交流の場昨年の第59回目の洋上研修の概略スケジュールを下記に示します。1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目8日目9日目滞在地日本→シンガポールシンガポール→船上船上プーケット島寄港船上船上→シンガポールシンガポールシンガポールシンガポール→日本研修ホテル着後●ウェルカムパーティー●団長講義●共通講義●各自行動目標発表(ホテルにて)●コース別講義●GD,演習●コース別GD,演習●コース別GD,演習●GD発表●終了式●団長講話●企業見学交流会●自由研修●自由研修●市内研修●解団式●フェアウェルパーティーその他成田,中部,関西よりシンガポールへ●QCサークル指導士認定試験ガイダンス●QCサークル指導士認定試験●オプショナル研修●オプショナル研修●オプショナル研修各空港着後に解散船上は4泊5日,シンガポール(一部はマレーシア)で3泊4日,機内泊が1日,計8泊9日の期間でした。研修コースは,「リーダーのための総合力養成コース」,「推進者のための指導力・推進力強化コース」そして「中堅社員のための現場力・組織力向上コース」の3コースで,多くの層から参加ができるのも特徴といえます。また,QCサークル指導士の認定取得コースに認定されているのも特徴です(「リーダーのための総合力養成コース」および「推進者のための指導力・推進力強化コース」)。研修期間の約半分が船上での研修となり,残りは寄港地の市内研修や自由研修です。研修中の行動は,生活班を中心に研修では別のグループが編成され,多くの参加者との交流をはかることができ,自然と固い絆が生まれ,終了後も交流が行われるなど,組織を超えたネットワークが構築されています。また,終了後の3ヵ月後には1泊2日のフォローアップ研修が持たれ,洋上研修で学んだことを仕事やQCサークル活動への反映の成果発表,交流などが行われます(最終ページ参照)。参加者への期待環境がダイナミックに変化する状況にどう対応するか,対応できる人材をどう育成していくかが求められています。洋上研修を通し,講師と参加者がともに学び・語り合い,一人ひとりが様々な視点で考える,そのための手段を身につけることができるような研修になっています。仕事,職場,そしてQCサークル活動などの場での活躍が大いに期待されます。(山田佳明)船内でのグループディスカッションフォローアップ研修会参加者のみなさん2018年3月号11


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